ブッダの言葉は多くの国で失われてしまいましたが、それを純粋な形で守り続けてくれた国々に、感謝しなければなりません。
 

　ブッダの言葉は、パティパッティ（実践） を助けるために広められなければなりません。パリヤッティ（理論） やその出版、研究は、私たちの主目的ではありません。最も重要な目的は、常に パティパッティ（実践） であり続けるべきです。もし、ブッダの言葉を読むことだけで満足し、その教えに従って一歩ずつ道を歩むことをしなかったならば、私たち自身を害することになります。
 

　ダンマの理論的側面、つまりブッダの言葉は、私たちを助け、励まし、導くために存在します。しかし、最も重要なのは実際にその道を歩むことです。
　ブッダの言葉を活用すれば、必ずやそれが励みとなるでしょう。

　

　私は、ヴィパッサナーのすべての修行者が、少なくとも基本的なパーリ語、すなわちブッダが語った言葉を学ぶことを推奨します。
　これは私自身の経験から申し上げています。悟りを開かれた方の言葉は、一つ一つが大変励みになります――ただし、それには瞑想の実践を継続することが不可欠です。
 

　「真理の探究」は、外の世界ではなく、自らの内において行わなければなりません。心と物質の相互作用について、どのように無知から反応が生じ、智慧によってどのようにそこから抜け出すことができるのかを探求してください。

　これこそが、ブッダの言葉を「自己解放のために活用する」 方法です。苦しみは、あらゆるところにあります。惨めさは、あらゆるところにあります。

　ブッダの素晴らしい「薬」が　苦しんでいる人々を　その病いや悲しみから救い出す助けとなりますように​

　ダンマの光が世界に広まり　無知の闇を取り払いますように
　すべての存在が幸せでありますように

　Bhavatu sabba maṅgalaṃ

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